軽からスポーツカーまで!オススメのエンジンオイル3選

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エンジンオイル 車関係

モータースポーツからファミリーカーまで、20年以上やってきた経験をもとにオイルの種類と粘度、規格とオイルの選び方について紹介します。

合わせて、用途別にオススメのエンジンオイルも紹介していきます。

「オイルは化学合成油が最高に良いんだ!」と思っている方も多いのではないでしょうか?

無駄に高いオイルを選んでいる方も多いと感じていますので、適正なオイルを選べるようになって欲しいです。

粘度表記は耐熱性を表していない

まずは粘度について説明します。
これはエンジンオイルの硬さを表している数字です。

決して、耐熱性を表している数字ではありません。

では、「5W-30」と表記されているエンジンオイルについて
左側の数字【5】について
この数字が小さいほど、低温時でもエンジンオイルが柔らかいことを示します。

【0W○○】【10W○○】等々、様々な粘度設定があります。

右側の数字【30】について
数字が大きければ大きいほど、高温時でもオイルが堅いことを示します。

【〇W40】【〇W20】等々、これも種類が様々です。

よく、「冬は5Wを使って夏場は10Wを、、、」なんて言っているのを聞きますが、全くのデタラメなので気にする事はありません。

冷静に考えると理解できると思いますが、オイルはエンジンの中を循環していますよね?

当然ながら、エンジンルーム内は相当高温なわけです。

そもそも外気温の影響など、ほぼ影響はありません。

なので、基本的に一年を通して同じ粘度のエンジンオイルを使い続けても大丈夫です。

街乗りは鉱物油がおすすめ

  1. 鉱物油
  2. 部分合成油
  3. 化学合成油

大きく分けると上記のように分かれます。

<※もっと詳しく書くと、5種類に分類されていますが今回は省略します。>

よく言われている事として

「化学合成油は劣化に強いから長期間交換しない人にオススメです!」

「ターボエンジンだから化学合成油を入れなきゃ壊れる!」

はい、これは間違いです。

正しくは、「長期間交換しない人ほど鉱物油を使うべき」です。

何故か?

それは、化学合成油は添加剤が大量に使用されているので劣化のスピードが速いという事です。

エンジンオイルにおいて、真っ先に劣化するのは添加剤です。

ベースに使われているオイルそのものは劣化が遅いのです。

なので、添加剤の少ない鉱物油の方が長期使用に向いていると言えます。

あと、化学合成油はレース等のスポーツ走行に向けて開発されているので長期間交換しないという事は想定していない事が多いです。

ドリフトやサーキットで走る等の激しいスポーツ走行をしない限りは、化学合成油を入れる必要性は全くありません。

街乗りやドライブ、高速道路程度の普段使いであれば、鉱物油で必要十分な性能を確保していますので安心して使ってください。

最近よく見かける【全合成油】と書かれたエンジンオイルは高度に精製された鉱物油ですので間違えないようにしてください。

オイルの品質規格

品質規格とは、エンジンオイルの品質を保証する規格です。
品質規格は次の2種類に合格していると安心して使用できます。

・API規格
米国石油協会(API)
アメリカ自動車技術者協会(SAE)
アメリカ材料試験協会(ASTM)の三者が定める規格。

・ILSAC(GF-5)規格
日米の自動車工業会(ILSAC)が定める規格。
API規格に省燃費性能を加えて考えられている規格。

規格表 / オイルはSL以上であれば問題無し

HS
GF-1
1993年型以降の車に対応。SGの性能に加え、スラッジ防止性、高温洗浄性に優れている。
SJ
GF-2
1996年型以降の車に適応。SHに比べて、蒸発性、せん断安定性に優れている。
SL
GF-3
SJに比べて、省燃費性の向上・排出ガスの浄化性能、オイル劣化防止性能に優れている。
SM
GF-4
SLに比べて、浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐磨耗性に優れている。
SN
GF-5
SMに比べて、省燃費性能の持続性に優れ、触媒保護性能を強化。

街乗りや高速道路くらいの使用環境なら、比較的安価に手に入る「SL」規格の鉱物油で大丈夫です。

オイルの潤滑性能としては、「SL」規格でほぼ完成されていると言っても良いです。

オススメのエンジンオイル

ここで、自分が実際に使用してきたオイルを紹介します。

テスト車両は、インプレッサWRX(平成14年式)です。

通勤からサーキットまで、様々な走行シーンで実際に使用した経験から選びました。

まず最初は、トヨタ純正ブランドのオイルです。


タクティー キャッスル キャッスル ガソリンエンジンオイル SN/CF GF-5 10W-30 08880-10803 入数:20L×1缶

このエンジンオイルは安価に入手出来るのですが、性能はダントツに良いと感じました。

エンジンのメカノイズを抑えてくれて、シッカリとした清浄/分散性能があります。

潤滑についても優秀で、サーキットでドリフトに使用しても全く問題が起きなかったです。

このオイルを使って3年間で10万㎞走行しましたが、全く不具合の発生はありませんでした。

インプレッサWRX、ハイエース、エブリィバンなど、様々な車に使用してみましたが、どのエンジンに対しても素晴らしい相性で気持ちよく乗る事が出来ました。

2番目は

TAKUMIモーターオイル エンジンオイル 10W-40 4L 4輪ガソリン車/ディーセル車用 鉱物油

このエンジンオイルも素晴らしい性能を持っています。

インプレッサWRXやテリオスキッド、ハイエース等に使用しました。

エンジンの振動が少なくなり、メカノイズも減少します。

また、このオイルは密封性が高いので車の加速性がアップしたような感覚があります。

気持ちよく高速道路等を走りたい方にオススメです。

3番目は


Valvoline エンジンオイル Premium Conventional Motor Oil 10W40 1USQt 946ml [HTRC3]

たまにホームセンターやコストコで見かけるプラスチックボトルに入ったエンジンオイルです。

鉱物油とは思えないほどシルキーな感触と素晴らしい耐久性を持つオイルです。

フォルクスワーゲン等の海外メーカーが純正採用するほどの性能があります。

レースでも使用された実績があるオイルだそうで、インプレッサWRXに入れてサーキットを走ってもオイルの劣化をあまり感じ取れないほどでした。

まとめ

様々なエンジンオイルが販売されています。

エンジンオイルを選ぶ際は

・粘度の数字
・ベースオイルの種類
・品質規格の高さ
の3つに注目して選んでみて下さい。

最近のエンジンオイルは格安品でも粗悪品は流通していないと考えて大丈夫なので、なるべく安く手に入る物を選んでも問題は発生しないと感じています。

なるべくコストを下げて、長く愛車と付き合えると良いですね(^^

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