ナンバープレートは、車の識別や管理をする役割を持っています。
しかし、ドレスアップや冷却性能向上の為に無許可で取り付け位置を変えてしまう人も少なからず居るようです。
それを問題視してか、取り付け位置に関する規制は年々強化されています。
2021年10月からは更に規制強化となりますので、皆さん注意して下さい。
ナンバープレートの表示について
ナンバープレートに記載してある文字(数字、ひらがな、ローマ字)の識別に支障がないように見えやすい位置に取り付ける。
とされています。
長く同じ車に乗っている方や建設業などで使用されているトラック等、ナンバープレートが色あせてしまって文字が白っぽくなっていたり、傷や変形で文字が読みにくくなっている車両をよく見かけます。
そのような車両は、新基準では違反を取られますので早めにナンバープレートの交換を済ませておいた方が良いですね。
陸運局に持ち込むか、近所の車屋さんに相談すると良いと思います。
やんちゃな方がやりがちな「ダッシュボードにナンバーを乗せている」というのは完全に違反になりますので注意してください。
取り付けの「位置」や「角度」
角度については、前後のプレートで数値が違うので注意してください。
フロントの取り付け角度ですが「上向き10°から下向き10°」の範囲となっています。
ナンバープレート取付け位置が直角になっていない社外バンパーへ交換した場合でも、上記にあるように10°以下の角度であれば大丈夫です。
リアのナンバープレートの角度ですが、プレートの上端が1.2m以下か1.2mより高いのかにより分かれます。
1.2m以下の場合の角度は「上向き45°から下向き5°」
1.2m超の場合は「上向き25°から下向き15°」
となっています。
回転方向に関しては「水平」とだけ定められています。
とはいえ、水平器などで正確に測定はしないとの事です。
ですので、目視確認で大体水平であれば問題ないとされています。
ナンバーフレームについて
純正品のナンバーフレームについても基準がありますので注意が必要です。
フレーム幅「上部10mm以下、左右18.5mm以下、下部13.5mm以下」
フレーム厚さ「上部6mm以下(上部の幅が7mm以下の場合は10mm以下)、その他30mm以下」となっています。
また、脱落の恐れがないものとされているので、両面テープのみの取付けは不可となります。
キチンとボルト止めやネジ止めを実施して下さい。
ナンバープレートのボルト
ナンバープレートのボルトに取り付けるカバーに関しても定められています。
「直径28mm以下であって番号に被覆しないもの」
「厚さが9mm以下」
「脱落するおそれのないもの」
となっています。
純正ボルトに近いサイズの「デザインボルト」や「盗難防止ボルト」の使用に関しては問題無いとされています。
その他の注意事項
その他の注意として以下のような規定もあります。
「確実に取り付けられていること」
「表・裏/上・下が逆さに取り付けられていないこと」
ナンバープレートをイジっている場合は新基準をクリア出来るのかを必ず確認するようにしてください。
「ナンバーさえ見られなければ警察から逃げ切れる!」という考えは通用しません。
パトカーはドライブレコーダーを搭載しています。
車種や撮影された映像から特定されますので諦めてください。
サーキット用やドレスアップイベントの出展用車両は、積載車で運ぶか現地でナンバーをイジるようにしましょう。
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